開発のきっかけは娘への愛情
家族とでかけたサイクリング。途中で小学3年生の娘がお尻の痛みに耐えられなくなり、楽しいはずの時間が苦痛の時間に。クッション性のあるサドルやサイクルパンツなどを試すが、効果が持続しないため開発を決心。
新しい衝撃吸収システムのひらめき
既存の商品の効果はなぜ持続しないのかを解明するため、自転車の振動を細かく分析したところ、サドルが受ける振動は単純な上下だけでなく、上下前後の複雑な振動であることに気づいた。
しかしながら、上下方向の振動には対応するサスペンションはあったが、上下前後に対応するものがなく、上下前後に対応するサスペンションがあれば自転車の乗り心地が快適になるだろうと閃いた。
研究開発の着手から10年。ついに完成
スプリングをどう配置すれば、安定性を保ちながらサドルを上下前後に動かせのるか、試作品を数え切れないほど製作し、試行錯誤を重ねました。同時に、自転車に乗るすべての人が使いやすい外観と実用性にこだわり、途中、諦め掛けたこともあったが、研究開発から10年、ついに完成。
Makuake等で大好評、世界展開へ
AirSeatは過去のMakuakeやzeczec(台湾)等で、総額で約1,800万円(1台湾ドル=4.6円で換算)、1,219名の応援購入いただき、大好評を得ました。
これを皮切りに、「世界中の自転車の乗り心地に革命を起こす!」ことを目標に、世界展開を図り、いまでは販売拠点が12カ国にもなるブランドに育ちました。
2024年には、世界三大デザイン賞の「iF DESING AWARD 2024」に挑戦し、自転車用サドルサスペンションとして初受賞する快挙を成し遂げることができました。